バトンタッチ、の話。

今朝、先日紹介した「火車」を読み終えました。

最後の1、2ページの心情描写に胸が本当に高鳴りました。
ドキドキ、というより、胸がコトコト。
寒い秋晴れの日々を毎日一緒に出かけてくれて有難うございました◎
面白かった分、お出かけも少なく終わりましたが。


滅多に読まないミステリー。
その中での人間の描写のあり方に、ただただ感心するばかりでした。
こういう人って、「実在」するだろうなと強く感じました。


その代わりにブックカバーのコートをまとって、私のお出かけやお風呂のお供をしてくれるのは、

梶井基次郎全集 全1巻 (ちくま文庫)

梶井基次郎全集 全1巻 (ちくま文庫)

となっています。
選んだ理由は、単純に読みたかったのと「火車」と同じ分厚さのこの本は今読めばスラスラ読めるのではないかと思ったからです。


私が古典をあまり読まないせいもあるのか、彼の主題の切り取り方がとても新鮮に感じられ、読んでいて不思議な気持ちになります。
まだ感想を述べられるほどは読めていないので、もう少し読み進めたいと思います。