むかしむかし

マチルダは20年何一つ変わらず、の話。

21年前の9月14日、その映画は封切になりました。 日本では1995年の春に公開されたようなので、 私を含む日本でご覧になった方にとっては、 今年は『レオン』20周年の年になります。 『レオン』は、私がはじめて好きになった映画。 マチルダは、私がはじめて…

ここ1ヶ月の鑑賞生活。

<観た映画> 『熱波』 『ジンジャーの朝』 『ポルトガル オムニバス映画』 <読んでいる本> 『本を書く』 <観劇> 『女優の魂』 『前向き!タイモン』 <ライブ> The Desktop Error My Bloody Valentine

名を与えるという愛情、そして息苦しさ、の話。

今日からドラマトゥルクについて考える講座に参加し始めた。ドラマトゥルクとは何であるか。そのことを深く考えてみる講座なのだが、これは演劇界の用語であり、作品と観客を、演劇と社会を、古典と現代(など)をむすぶ立ち位置を指す。これからどういった存…

めるみほしきなお芝居9 〜1900年〜

ベルナルド・ベルトルッチの『1900年』、316分の超大作。3日に分けて鑑賞しました。3世代に渡る地主と農民の関係が、ファシズムが台頭し崩壊するまでの流れが、また、同じ日に偶然生まれた二人の男の人生が、壮大なスケールの中の、たった二粒の人生が、どち…

めるみほしきなお芝居8 〜パプリカ〜

いよいよ、お芝居という言葉がそぐわなくなりました。『パプリカ』は筒井康隆原作のアニメーション映画です。とにかく、まずは音楽が素晴らしいです。平沢進。 未来の話をしているはずなのに、どこか懐かしい気持ちにもなる映画。何ででしょう。ここで描かれ…

めるみほしきなお芝居7【ネタばれ】 〜ポンヌフの恋人〜

カラックスの中でも、最も有名であるこの作品。映画にしか出来ない表現がふんだんに盛り込まれています。 カラックスの映画では『歩く/動く』というモチーフがとても大切にされている。デビュー作からそのシーンは登場し、『汚れた血』では象徴的なシーンへ…

めるみほしきなお芝居6 〜惑星ソラリス〜

ようやく、初タルコフスキー。水の色がとにかく魅惑的な作品でした。 焦点の当て具合が、映画と原作では異なっていましたが、それでも、映画は映画できちんと引き締まった内容でした。原作で描写されるソラリスそのものについても、欲を言えば、もっと触れて…

めるみほしきなお芝居5 〜マッチポイント〜

ウッディ・アレンが初めて前編を通じて、アメリカを離れて撮影した作品。いつもながらのコミカルな会話やテンポは一切排除され、その土地、そこに住む人々にふさわしい空気が流れていく。最後の10分ほどでの畳み掛けに、彼ならではのぴりっと辛いユーモアが…

めるみほしきなお芝居3 〜アニー・ホール〜

過去の私、「映画=お芝居」という捉え方をしているのか、、と少し赤面。早いところ、タイトル変えます。。 突然、映画が観たかったので、何枚かDVDを借りてきました。このところ、映画は映画館で鑑賞していたので、DVDで観るのは久し振り。 まずは、ウディ…

めるみほしきなお芝居4 〜スタンド・バイ・ミー〜

続いて、朝ゆったりできる時間帯に観ました。中学生以来に鑑賞しましたが、、、この映画、本当に名作で驚きました。何でもないシーンなのにぼろぼろ泣いてしまい、1/3ほど号泣。また、後で編集しますが、、少年の友情、というものは、きっと私には永遠に分か…

、の話、のリスト。

こうやって、またブログを書きたいと思ったのは、おそらく自分が何を考えているか、もう少し目に見える形にしたいから。その「何」を自分のためにリスト化します。 ・『よみびとしらず』、について・まなびば、について・好きなもの (本・音楽 などなど) に…

めるみほしきな音楽① 〜にせんねんもんだい〜

メガポリスで生まれた喧噪を、かっこいいノイズに仕上げています。「♪ Mirror ball」 「♪ いっきょくめ」 最後のかわいい挨拶にも注目です◎ 「♪ Disco」 かわいらしいインタビュー付画像 トーキョーガールズ。 やくしまるえつこ×にせんねんもんだい、なんて…

めるみほしきな音楽② 〜Ramsey Lewis〜

ピアノが嬉しそうにしているのが分かる演奏ばかりです。「♪ The In Crowd」 「♪ Sun Goddess」 Earth, Wind & Fireによるカバー 本日、日本でツアー最終日を迎えています。来年こそはBLUE NOTEに足を運びたいです。

めるみほしきな音楽③ 〜安藤裕子〜

最近『JAPANESE POP』というアルバムを出した彼女。本当にJ-POPの代表になればいいなと心から思える楽曲が多いです。「♪ HAPPY」 女性版「♪ ラブリー」だと思います 「♪ SUCRE HECACHA」 ※本人ではございません 「♪ さみしがり屋の言葉達」 「雨の街が私は嫌…

めるみほしきなお芝居② 〜わたしたちは無傷な別人である〜

あいちトリエンナーレで観てきました。チェルフィッチュ 『わたしたちは無傷な別人である』 http://aichitriennale.jp/artists/performing-arts/-chelfitsch.html前回観た『ホットペーパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』と打って変わって、言葉に重みを持…

めるみほしきなお芝居① 〜春にして君を想う〜

『春にして君を想う』 アイスランド旅行の支度として、鑑賞しました。春にして君を想う [DVD]出版社/メーカー: ブロードウェイ発売日: 2004/03/05メディア: DVD クリック: 7回この商品を含むブログ (23件) を見る人生最後に見る景色ぐらい自分で決めたい。 …

ちっぽけで、いとおしい、の話。

去年までのナツは、空白の日々をイロトリドリに埋めていく季節だったので。今年の夏は、夏休みを取らなかったこともあり、 過ぎてゆく一日一日が、「タダノアツイヒビ」になってしまいそうに。 それでも、ナツはひょっこりと、時折、顔を出していた。 8がつ…

イロアセナイものは、の話。

6月18日。その日は、ポール・マッカートニーと筑摩書房のお誕生日で、 文藝春秋の社長さんが代わった日でありました。 そして、私はずっと大好きだった装丁家夫妻と初めてご対面、したのです。 ということを、6月22日に知らせてみる。 何月何日の出来…

20分のイギリス語・アメリカ語

本日のイギリス語・アメリカ語です◎ ・account 取引 ・stretch 厳しい課題 (= difficult challenge) ・weigh in 意見を述べる (= give an opinion) ・That's a good point, and I'm glad you brought it up. ・I haven't got a clue yet. ・Nothing personal…

それなら雲のような本を、の話。

こんなコースがあったのですね◎「Schooling-Pad ブックコンシェルジュコース」 http://www.schooling-pad.jp/gdesign/book/ あやしげだけど、ちょっと興味をそそられます。

メガネの買い揃え・理想的なマスク、の話。

たった今、言葉にするきっかけをもらったので、文字に起こしてみました。ここ数週間、まちづくり、に対する姿勢を自分なりに考えています。その姿勢がある程度身についてるから入社したのではないのですか?と思われるかもしれません。でも、私の場合は、文…

ねっとりを残して、の話。

最近のお気に入りたち。 『♪L'ombre et la lumiere』(邦題)/Coralie Clement これのFPM Palme D'or Mixのねっとり感も好きです◎夜に聴きたくなるもったり感を持ちながらも、週末の朝のお目覚めの一曲にも合う曲調です。 『♪ダンシング・オールナイト』/も…

テントの張り場所、の話。

やっと。最近やっと、家でも時間が持てるようになりました◎会社は楽しいです、まいにちまいにち。学びながらお金がもらえる、という人生で最も得をしているかもしれない1、2か月を送っています。特に最近は毎日、現場であるまちを歩かせてもらって、頭が使え…

カジ・ショック、の話。

きゃあ、ショック。 カジヒデキがスウェーデンのマルメで、現地時間4月4日に強盗に襲撃され、一時意識不明となっていたことが現地のメディアにより報道された。この事件は南スウェーデン市のKroksbäck地区の路上で、カジヒデキのビデオクリップを撮影してい…

やさしいデッサン、の話。

行きたいでする。フィリップ・ワイズベッカー展「recollections」 http://rcc.recruit.co.jp/g8/exhibition/g8_exh_200904/g8_exh_200904.htmlやさしいデッサンに会えそうです◎

To be child. or not to be child、の話。

大人なのか、こどもなのか。今朝、こんな番組の再放送を見ました。 爆笑問題のニッポンの教養「『大人になる』ということ」 http://www.nhk.or.jp/bakumon/news/20090317.html http://www.nhk.or.jp/bakumon/ 個人的には、この番組での討論の前提と違う考え…

ほそぼそ、とぼそぼそ。

写真って、瞬間として留まり得ないものを固定させるから面白いと思ったのでした。

ワインを片手に夜な夜な語る、の話。

これはすごいイベントになっています。 http://www.kokokuhihyo.com/final/schedule.html シンポジオン、のようにとりとめもなく色々お話するようです。 こんなに華々しいファイナルを飾れる広告批評はやはり影響力がある存在だったんですね。 今まで本当に…

日常をさまよう感情、の話。

原美術館の中がしましまぽっぷ、になっています。 「Jim Lambie:Unknown Pleasures」 http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html 2005年にはターナー賞の候補にも挙がっていたジムランビーさん。一言で言うと、スタイルが好みです。作品の意味とかうんぬ…

隠し味が入った編集、の話。

新刊、出ます。 村上春樹「1Q84」 http://www.shinchosha.co.jp/murakami/ オーウェルは今後もずっと言及される人になるのでしょうか。すごいことですね。「1984」のレスポンス作品(になっているかどうかは分かりませんが)ということで、時代を超えた二人…