To be child. or not to be child、の話。

大人なのか、こどもなのか。

今朝、こんな番組の再放送を見ました。
爆笑問題のニッポンの教養「『大人になる』ということ」
http://www.nhk.or.jp/bakumon/news/20090317.html
http://www.nhk.or.jp/bakumon/
個人的には、この番組での討論の前提と違う考え方を持っています。

この番組では、「いつからが大人なのか」というテーマで話が進んでいましたが、私は「大人とこどもは使い分けるもの」だと考えています。Aという事象に対しては大人になり、Bという物事に対してはこどもになることは起こり得ることです。むしろ、それが人として最も理想的で幸せな生き方なのだと思います。つまり、いつからが大人ということはないと思います。だからこそ、法で「大人」になるのは18歳だとか20歳だとか定められているわけですよね。

ではでは、使い分けるわけですから、大人とこどもの違いは??
これは人によって違うと思いますが、私は「自分を優先しないで物事を考えられるかどうか」だと思います。自分を優先しないで物事を考えるということには、「先を読む力」と「相手の立場に立って考える力」が必要です。この二つを「養う」(←もともと備わっている人もいると思うので)には、経験が求められます。
これに関しては、糸井さんも似たような意見を番組で述べていました。単純に言ってしまえば、視野が広くちょっと頭でっかちなのが大人なのかなあと思います。
ちなみに「常識が身についているかどうか」ではあまりそこの判断は出来ないと思います。こどもは意外に常識に縛られた考え方をする子が多いですし、大人の常識外れな行動は、結局常識が分かっているからこその行動だからです。常識を守る意識があるかどうかも、大人かこどもかではなく性格の問題だと思います。

これ以降は余談ですが、私は、自分のことを「大人とこどもを使い分けている人」だと思っていました。しかし、パンダーリンからは、「こどものふりをした大人」だと指摘を受け、妙に納得してしまいました。納得しすぎて、否定してみたのですが、空回り。おっしゃる通りだったのだと思います。意識的にこどもとして行動するってことは結局大人、なのでしょう。こどもには憧れていて、自分ではそれなりにそうなれていると思っていたのですが、(だから、使い分けていると認識していたのですが)「ふりをしている」との評価を得たということは、あまり上手くないみたいですねん。くすん。何となく分かっていたような気はしますが。小さい頃から、可愛げがないこどもでしたから。

更に余談ですが、今ふっと思い出した話です。小2の時に友達と3人でレストランの厨房に入って色々いたずらしたことがあります。その時、3人できゃっきゃきゃっきゃしていたはずなのに、その中の一人の子に「cocochocoちゃんはふざけているふりをしているだけだ!」と指摘されたことがありました。その当時はすごくショックで悲しかったのですが、今思えば彼女の洞察はとんでもなく的確だったわけですね。おそらく他の2人と温度差があったのでしょうね◎

・メモ:大人とこども、親と子供
①言葉から考えると、こどもは、社会での位置づけも家庭での位置づけもさほど変わらないのに引き換え、大人と親は異なる。子供がいるかどうかは、人をまた変化させることが伺われる。
②親や子供というのは、相対的なニュアンスを持っている。
→やはり、大人とこどもは相反するものではない?