めるみほしきなお芝居② 〜わたしたちは無傷な別人である〜

あいちトリエンナーレで観てきました。

チェルフィッチュ 『わたしたちは無傷な別人である』
http://aichitriennale.jp/artists/performing-arts/-chelfitsch.html

前回観た『ホットペーパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』と打って変わって、言葉に重みを持たせた台詞。独特な合間やテンポは相変わらずで、またもやいい意味でとても疲れさせてもらいました。

「幸せは些細なことからでも感じられるから、誰でも幸せになれるわ」とのマスの象徴である女性の台詞。
「そういうけど、そう思えるにも最低限の保障が必要なのだ。それがない人には幸せは訪れない」と男性。
「私はそれをあなたの目の前で言う権利はある。目の前に現れる権利はあるのだ」という一言がやけに響いて聞こえました。
そういう人々を見て見ぬ振りをしているのでは、と問いただされている気持ちになります。