マイナスな感情が自分を救う、の話。
ブログを再開した理由のひとつは、とても恥ずかしいのだが、
自分の好きなことをしっかり認識できている上に、
それで自分の居場所を着々と築き始めている知り合いたちに嫉妬した、
という下らないものだ。
でも、嫉妬や嫌悪という感情も、無視してはいけない体の素直な意見。
思えば、こういったマイナスな感情と称される気持ちの揺れ動きは、
自分は本来はどういう方向を向きたいかを知ることができる大事なきっかけ。
この感情に出逢うことがなければ、私はこうやって
文章を書き、「ああ、自分は本当はこう感じているのだなあ」とか、
純粋に「文章を書くのは楽しい」という思いを再会することはなかった。
何より、下らない感情を持つことで「自分は所詮それぐらいの人間だ」と
情けない自分の正しいスタート地点を再認識することが出来る。
嫉妬するのは、自分をある程度すごい人間だと奢っている証拠で、
そんな感情を持つ時点で、自分は本当にやりたいことに対して
背を向けているということが分かる。
そして、この一連の情けない感情を言語化することで、
自分の外側に取り出し、見つめ、他の人の目にも晒される場に置いてみる。
その行為を経て、ようやく本当に下らないと鼻で笑えるようになる。
そして、この次は、本当に自分のやりたいことに夢中になり、
周りの景色がぼんやりするぐらいに、自分の居場所に集中することだろうか。
そうか、眼鏡を外せばいいのだな、うん。