サービスエリアでお逢いしましょう、の話。
人の人生が交わることなんてほとんどない。
どんなに自分で望んで一緒にいる人だろうと、
どんなに長い時間を共有した相手だろうと。
人生のほとんどの時間は、ひとりぼっちなのだ。
だから、自分の喜怒哀楽は、人任せにしない。
そして、もし人生同士は交わるのだとしたら、
それは、互いの人生に直接重なるというよりは、
サービスエリアのコンビニでふと出逢うようなもので、
更に言えば、その出逢う相手そのものというのも、
旅のお供にしたくなる一口サイズのお菓子なのかもしれない。
相手をメインディッシュにして、
骨までしゃぶりつき、食べつくさないよう、に。