3つのまたしても、の話。

またしても、またしても、あたしは綴る。


あの子が必ず踏んでしまう橋の板は、
あたしが その世界で必ず遭遇してしまう
淡い桃色づいた透明なバンビと同じ柄をしている。


だから、あたしも必ずその板を踏むでしょう。


あの子は あたしじゃないけれど、あたしは あの子。


だから、あたしは、何があっても
あの子を、あたし自身を絶対に死なせない。


『西瓜糖の日々』さんへ (3通目)