すごろくを作れば、の話。

世界すごろく、とは苦し紛れに名を付けましたが、
いざ考えてみると、案外いいネーミングでした。


すごろくを作っているのはあの人ではなく、
あたしだという決め事があるだけで。


コマを進めるのも、あたしの強い気持ちだったり、
隣の人が向かう先に気まぐれに付き添ってみたり、
それをやっぱりやめてみたり。


何が目的なのか、どこが終着点なのか、
まるで分からないすごろく。
分かっているのは、はじまりがあり、前進があり、
後退はないということだけなのです。