もやもやのためのもやもや、の話。

自信が朽ち、地面にべとっと落ちたのは、
頭の中を埋め尽くしていたはずの
多くの言葉たちであります。


自信を持たない脳内は、
言葉を生み出す機能が傷を負い、
もやもやが本当にもやの状態で、
そこにあるわけです。


昔のもやもやは、溢れだす言葉たちを
丁寧に外に出してあげればよかったのですが、
脳が灰色がかったすかすか状態の
今のもやもやは、もやもやするために
もやもやする言葉たちを
生み出すところから始まります。
もやもやのためのもやもや。


もやもやを浮き彫りにするために、
もやもやするための言葉を生み出す。
その言葉を生めないことに、更にもやもやする。


自分を信じられないと、
ろくに もやもやもできないというわけです。